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お酢の力で糖尿病も予防できる?お酢の効能徹底解説!

生活習慣病の一つとしてあげられる糖尿病。
糖尿病によって高血糖な状態が続くことにより、様々な合併症を引き起こすリスクがあることが知られています。

そんな恐ろしい糖尿病を予防するためには、血糖値の激しい上昇を防ぐ必要があります。
血糖値の上昇を防ぐための方法はいくつかあるのですが、今回はその方法の中の一つ「お酢を使用した糖尿病予防」についてご紹介していきたいと思います。

そもそも糖尿病とは?


「甘いものばかり食べてると糖尿病になってしまうよ!」「太っていたら糖尿病になりやすい」などはよく聞くものの結局糖尿病ってどのような病気なのか、よく分かっていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ここでは糖尿病がどのような病気なのか解説していきたいと思います。

血糖値を正常に保つために大切なのはインスリン

炭水化物にスイーツやスナック菓子。私たちが普段口にしている食事には、糖がたっぷりと含まれています。食事が消化されて作られるブドウ糖は小腸で吸収され、血液の中に入ります。血液の中にブドウ糖が入ることで血糖値が上がります。つまり血糖値は、血液中のブドウ糖の量を示しています。

血糖値が上がると、通常の血糖値に戻そうとして膵臓から『インスリン』というホルモンが分泌されます。インスリンには糖をエネルギーに変える力があります。

インスリンの作用で血液中のブドウ糖は肝臓や筋肉などに取り込まれ、『グリコーゲン』というエネルギー源として蓄えられます。食事から摂った糖をインスリンの作用でエネルギーに変えることで、血液中の糖の量が減り血糖値が正常になります。

私たちの身体の中で、インスリンは血糖値を下げることのできる唯一のホルモンです。

つまり、インスリンがなければ血糖値を下げることができません。糖尿病とは、生活習慣や遺伝などの要因によってインスリンを作ることができなくなったり、インスリンが効きにくくなってしまうことにより血糖値を正常値まで下げることができなくなった状態のことを指します。

糖尿病の原因

ではなぜインスリンを作ることができなくなってしまったり、効かなくなってしまうのでしょうか?
それには2つの大きな理由があると言われています。

まず1つ目は、もともと日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌量が少ないことがあげられます。
日本人はもともと糖尿病になりやすい人種だったんですね。

そしてインスリンが減少する2つ目の理由は、生活習慣の乱れによる内臓脂肪の増加です。
内臓脂肪からはインスリンを効きづらくする物質が分泌されます。内臓脂肪が多ければ多いほどインスリンが効かなくなってしまうため、糖尿病になりやすくなってしまうのですね。

糖尿病は治らない?

残念ながら、糖尿病は自然に治らない病気です。一度なってしまうと、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせて血糖値を正常値に近づけていくことが必要です。

完治しない病気であること、血糖値が高い状態が続くと様々な合併症を引き起こす危険があることから、糖尿病は恐れられているのです。

予防することが大事

なってしまうことを考えると怖い病気ですが、糖尿病にならないための予防をすることは今からでもできます!糖尿病にならないためには、急激な血糖値の上昇を防ぐことが大切です。

大さじ1杯のお酢で糖尿病を予防


急激な血糖値の上昇を防ぐと言われても、具体的にどうしたらいいのでしょうか。食事内容を気を付けたり、食後に運動をしたりといくつかの予防法がありますが、お酢を使って急激な血糖値の上昇を防ぐという方法があるんです。

大さじ1杯のお酢を使った料理や飲み物をいつもの食事メニューに加えると、食後の血糖値上昇が緩やかになることが証明された実験結果があります。

健常女性を対象に、血糖値を上昇させる白ごはんを少量食べた後、食酢15ml(酢酸750mg)を含む飲料100mlを飲むグループと、食酢を含まないプラセボ飲料100mlを飲む2つのグループに分けました。その後、両グループの血糖値を食後すぐから15~30分置きに2時間計測しました。その結果、食酢を含む飲料を摂取したグループの方が、全てのタイミングで明らかに血糖値が低くなっていました。

また、白ごはんを食べた後に、酢飲料ではなくワカメに15ml(酢酸750mg)の食酢を和えたものを摂取したグループと、食酢を含まないワカメを摂取したグループの血糖値を比べても、全てのタイミングで明らかに血糖値が低くなっていることも分かりました。

全てのグループで食後30分が血糖値の上昇ピークでしたが、食酢を含む飲料を摂取したグループの血糖値の平均上昇率は、食酢を含まない飲料を摂取したグループの89%に留まっていました。

そして食酢で和えたワカメを摂取したグループの血糖値の平均上昇率は、食酢を含まないワカメを摂取したグループの87%。若干ではありますが、飲料で食酢を摂取したグループよりも、食事で食酢を取り入れたグループの方がピーク時の血糖値が低くなっていました。

具体的な血糖値を見てみると、飲料でも食事でも食酢を摂取したグループは、食酢を摂取していないグループの血糖値と比べると、平均して10〜15 mg/dLほど低い値をキープできていました。

以上のことから、お酢には食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があると証明されています。

参考:「健常な女性における食酢の食後血糖値上昇抑制効果

なぜお酢に血糖値上昇を緩やかにする効果が?


どうしてお酢に血糖値上昇を緩やかにする効果があるのでしょうか。

お酢の主成分は酢酸と呼ばれる有機酸です。この酢酸には様々な健康効果があるのですが、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果が期待できるのは下記の理由からだと言われています。

血流を改善する効果

血中コレステロール値や中性脂肪値、血糖値が高い人の血液はドロドロであるといわれています。
食酢に含まれる酢酸やアミノ酸やクエン酸などの有機酸は、血流を改善し血液をサラサラにする効果があります。

また、酢酸が体内に取り込まれると細胞からアデノシンと言われる成分が分泌され、血管が広がることも分かっています。血管が広がることはコレステロール値や血糖値、血圧の減少に効果的です。

胃から小腸への食べ物の移行を穏やかにする効果

お酢には胃から小腸への食べ物の移行を穏やかにする効果があることが分かっています。
食べ物の移行が穏やかになることで血糖値の上昇も緩やかにすることができるんですね。

内臓脂肪を減らす効果

内臓脂肪とは、内臓の周りにつく脂肪のことです。
内臓脂肪が溜まると、高脂血症・高血糖や高血圧などを引き起こし、メタボリックシンドロームにつながっていきます。

そして内臓脂肪からは、インスリンを効きづらくする物質が分泌されることは先程触れましたね。
お酢を毎日摂ることで、内臓脂肪を減らす効果があることが分かってきました。

高血圧抑制効果

さらに、毎日お酢を摂り続けることによって、高血圧の人には血圧低下効果があることが科学的に立証されています。

大まかな仕組みとしては、酢酸を代謝する際に生成される「アデノシン」という物質が血管内皮細胞に働きかけることで、NO(一酸化窒素)を産出します。NOには血管を弛緩させ拡張させる効果があるので、血圧上昇の抑制につながるそうです。

そうなると「正常な血圧の人がお酢を摂取すると低血圧になるの?」といった疑問が出てきそうですが、正常な血圧の人がお酢を摂取することによって低血圧になることはないそうです。直接的に血流を抑制するのではなく、血管を弛緩させることで正常な血流・血圧になるという仕組みです。

血中脂質低下

そして酢酸には、高めの血中脂質を低下させる働きがあることもわかってきています。
高脂血症は高血圧とともに動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因にもなります。
毎日お酢を摂ることで、血中脂質を低下させる効果も期待できます。

将来の健康のために今日からお酢を摂ろう!


今回は、糖尿病予防のために血糖値の急激な上昇を抑える必要があることや、血糖値の急激な上昇を防ぐ方法の一つとしてお酢を継続して摂取することも大切な理由をご紹介しました。

血糖値の上昇を防ぐ効果に絞ってもこれだけの嬉しい効果があるお酢ですが、疲労回復や美肌効果など、美容や健康に嬉しい効果が他にもたくさんあります。料理に毎日お酢を使うのは難しいという方は、飲むお酢であれば簡単に取り入れられるのではないかと思います。

料理でもドリンクでも、どのような形であれ大さじ1杯ほどのお酢を毎日継続して摂り続けることで、将来の糖尿病予防だけでなく疲労回復や美容など日々の健康にも繋がるのなら、お酢を摂らない理由はありませんよね。

皆さんもぜひ、ご自分の生活スタイルに合った方法で美味しくお酢を取り入れて毎日を健康に過ごしてくださいね!

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