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美味しいお酢で健康に!おすすめアレンジレシピ、飲みやすいお酢をご紹介。

健康のために「お酢」を毎日積極的に摂取している方がいらっしゃいます。
お酢は日頃のお料理に使うのはもちろん、飲むお酢やサプリメントを飲んだりなど、さまざまなアレンジができるのが魅力です。

ただお酢独特の風味や酸味が苦手という方も少なくありません。

そこで今回は、飲みやすくて「美味しい!」と感じられるお酢の選び方、お酢の美味しいおすすめアレンジ方法をご紹介します。お酢の健康効果を得るためにも、毎日美味しくお酢をいただきましょう!

お酢の種類


おすすめのアレンジ方法をご紹介する前に、一口に「お酢」と言ってもさまざまな種類があります。沢山の種類があって、どれを選んだら良いのか迷ってしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。お酢は原材料や用途によって名前が異なり、味わいも大きく変わります。

自分に合った美味しいお酢を選ぶために、まずお酢の種類を知っておきましょう。
それぞれのお酢の特徴を知った上で、ぜひ自分に合ったお酢を選んで下さい。

  • 米酢
  • 穀物酢
  • 果実酢
  • 加工酢(調味酢、合わせ酢)
  • 米黒酢(黒酢)

ほとんどのスーパーで、少なくともこの5種類はお酢が並んでいるはずです。
ぱっと見ただけでは違いが分かりにくいですが、それぞれお酢の原料や商品自体の原材料が異なります。

米酢

家庭用のお酢として一番親しまれているのが米酢です。
その名の通り、お米を発酵させて出来ているのが米酢。お米も穀物なので穀物酢の一種です。穀物酢の中で、原材料に決められた量以上のお米が使われているお酢だけが米酢と呼ばれます。

お酢本来の酸味が特徴で、ご家庭でも多くのお料理に使われます。

穀物酢

穀物酢の原料は、コーンや小麦などの穀物です。
原材料が安価なので、比較的手ごろな価格のお酢として親しまれています。穀物酢も米酢と同じく主にご家庭でお料理に使われています。

果実酢

果実酢は果実や果汁を原料として発酵させて出来上がるお酢のことをいいます。
日本ではリンゴ酢が有名です。海外ではぶどうを原料としたワインビネガーやバルサミコ酢なども有名です。

日本でのお酢(食酢)の呼び方はJAS規格で決められていて、JAS規格上の『果実酢』は果実や果汁をアルコール発酵させた後、酢酸発酵したお酢を指します。ただ、最近では健康志向の高まりからご家庭で米酢や穀物酢などのお酢に果物と氷砂糖を入れたフルーツビネガーも人気です。

こちらも一般的に果実酢と呼ばれ美味しく飲みやすいので人気の飲むお酢です。

加工酢(調味酢、合わせ酢)

加工酢は調味酢や合わせ酢とも呼ばれます。
米酢や穀物酢などの食酢に砂糖や醤油などを加え、そのままお料理に使いやすく味付けされたお酢です。

「すし酢」や「三杯酢」「カニ酢」などが有名で、味付けがされているのでそのまま加えるだけでお料理が出来上がる便利なお酢です。

米黒酢(黒酢)

玄米を原料とした琥珀色をしたお酢が黒酢です。

発酵・熟成過程で色が黒く変わるのが特徴で、お酢の中でも栄養価が高いと言われています。
香りはお酢独特のツンとした特徴がありますが、口にすると意外にマイルドな物が多いのが黒酢。
健康増進効果が高い上に飲みやすいため人気の高いお酢です。

美味しいお酢、おすすめはフルーツビネガー


さまざまなお酢をご紹介しましたが、これらはお料理に使うのを前提としたお酢です。
お酢は積極的にお料理にも使って頂きたいですが、毎日使うのは難しいですよね。

そこで、美味しいお酢・手軽に取れるお酢としておすすめなのが飲むお酢(フルーツビネガー)です。
お料理に入れるのではなく飲むことを前提として作られているので酸味もマイルドで美味しく、お酢が苦手な方にもおすすめです。

ただし、商品によっては糖分や添加物が多く含まれている商品もあるので、しっかり原材料を確認して自分に合った商品を選んで下さいね。

フルーツビネガーは自分でも作れる!

飲むお酢(フルーツビネガー)は、お酢とフレッシュなフルーツを使えば自分で作ることもできます。

■材料
・お好みのフルーツ
・米酢もしくは穀物酢
・氷砂糖
・口が広く密閉できる瓶

オリジナルフルーツビネガーの作り方はとても簡単です。
お好みのフルーツを大きめの一口大に切って瓶に入れ、上から氷砂糖とお酢を入れ、瓶のふたをするだけ。

あとは、冷暗所に置いてゆっくりと氷砂糖が溶けるのを待ちます。

約1週間ほどで飲み頃になるため、炭酸水や水で割っていただきましょう。
中のフルーツもそのままいただけるため、そのまま食べたりヨーグルトのトッピングにしたりするのがおすすめです。

フルーツビネガー作りに使うフルーツですが、リンゴやいちごをはじめ、レモン、オレンジ、バナナ、ブルーベリーなど幅広いフルーツを使うことができます。お酢は素材の味を引きたててくれるので、どんなフルーツでも合うのが特徴。お好みのフルーツはもちろん、その時期に旬のフルーツを使うのもおすすめです。

またフルーツビネガー初心者の方は、イチゴやレモンやオレンジなど酸味のあるフルーツから始めるのがおすすめです。より酸味がキツクなりそうな組み合わせですが、お酢とフルーツの酸味が相まって飲みやすくなります。

自分好みのフルーツビネガー、簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみてください。

お酢のアレンジを楽しもう

フルーツビネガー作りをご紹介しましたが、美味しいお酢を毎日摂り続けるためにも、お酢のアレンジを楽しむのはいかがでしょうか。

材料さえあれば誰でもすぐにできる、美味しいお酢のアレンジレシピをご紹介します。

いろいろ野菜のマリネ

■材料
・お好みの野菜
・米酢もしくは穀物酢
・酒
・水
・砂糖
・塩コショウ

材料をすべて鍋にかけ、砂糖がしっかり溶けるまで煮て調味液を作ります。
調味液の粗熱がとれたらお好みの野菜を調味液に漬け、冷蔵庫で冷やしたら出来上がりです。

野菜はミニトマトやオクラ、なす、新玉ねぎなどお好みのものを使いましょう。

調味液の濃さはお好みで調整して下さい。
酸味が強いものがお好きな方は砂糖を少なめに、漬ける時間を短くしたい方は水を減らして濃いめの調味液を作るなど、自分好みの味に仕上げてみてください。

このレシピは、アジや白身魚を使った南蛮漬けの調味液としてもおすすめです。

酸辣湯(サンラータン)

■材料
・お好みの具材(豆腐、しいたけ、豚肉、豆腐、野菜など)
・卵
・鶏がらスープの素
・水
・醤油
・塩コショウ
・米酢もしくは穀物酢
・ごま油
・水溶き片栗粉

中華料理の定番スープとして程よい酸味と辛味が人気のサンラータン。
意外にも簡単に自宅で美味しいスープが出来上がります。

お好みの具材を食べやすい大きさに切っておき、鶏がらスープの素と水を鍋で煮立たせます。
具材を入れて火が通ったらその他の調味料を加え、溶き卵・水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
火を止め、最後にごま油を加えれば完成です。

酸味のあるスープが特徴の酸辣湯は、食欲がなくなる夏にもぴったりの満足度の高い栄養満点スープです。

ポイントは、本場の酸辣湯と同じようにお酢をたっぷり入れること。
さらにラー油、コショウなどで辛みをプラスするのもおすすめです。

デザート感覚の「ミルク割」もおすすめ

お酢の酸っぱさがどうしても苦手という方は、マイルドな風味になる「ミルク割」がおすすめです。

■材料
・お好みのフルーツビネガー
・牛乳

作り方はとっても簡単。冷やした牛乳にお好みのフルーツビネガーを入れるだけ。

美味しくいただくポイントは、牛乳をよく冷やしておくことです。
お酢に含まれる酢酸と牛乳の成分が反応して少しとろみがつき、ヨーグルトのようになって美味しくいただけます。

自分が「美味しい」と感じるお酢を探そう

美味しいと感じるお酢は一人一人違うため、自分好みのお酢を見つけることが大切です。
お料理に米酢や穀物酢を積極的に使ってアレンジレシピを作りつつ、毎日お酢が摂れるようにお好みの飲むお酢(フルーツビネガー)を用意しておくのも良いですね。

お酢の健康効果を得るためには、毎日続けてお酢を摂ることが大切です。
そのためにも、自分が「美味しい」と感じられるお酢探し、アレンジをぜひ楽しんでみてください。

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