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酢納豆はダイエットに効果的?美味しい食べ合わせも紹介

美肌や便秘改善効果があるとされる「お酢」。
さらに五大栄養素が詰まった同じ発酵食品の「納豆」と合わせることで、相乗効果で体に嬉しい効果がたくさん得られます。

この記事では酢納豆のダイエット効果や、食べるタイミングを解説します。
酢納豆と相性のいい食材・美味しいアレンジ方法もご紹介するので、日々の食事にぜひ酢納豆を取り入れてみて下さい。

酢納豆の効果とは?

「酢納豆」とは納豆にお酢をかけたもの

「酢納豆」とは納豆にお酢をかけた食べ方です。
酢と納豆はどちらも健康に良いとされる食品で、健康志向の方を中心に注目されています。

作り方はとても簡単。普段食べている納豆に、お酢小さじ1/2を入れるだけ。
そのままご飯・サラダにかけて食べれば、お酢と納豆の栄養素をダブルで取ることができますよ。

「酢納豆」は血圧降下や内臓脂肪を減らす効果が

酢納豆には血圧降下や内臓脂肪を減らすなどの効果があります。

とくに納豆には体に必要な「五大栄養素」が全て含まれています。
「五大栄養素」とは、人間の身体に必要な炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ビタミンの5つの栄養素のこと。
エネルギー源となる脂質や炭水化物、体の調子を整えるためのビタミンやミネラル、そして食物繊維まで。
豊富な栄養素がそろっているのが納豆なのです。

また、お酢には便秘改善や疲労回復の効果があります。便秘の解消により腸内環境が整えば、お肌の新陳代謝もよくなり美肌へと繋がるでしょう。このように、お酢と納豆の相乗効果で健康・美容の両方に嬉しい効果をもたらすのが「酢納豆」なのです。

筋力を生成してくれる酢納豆はダイエット中にも最適

酢納豆はダイエット中の方にもおすすめです。納豆には筋肉の材料となるタンパク質が豊富に含まれています。とくに食事制限をしている場合は栄養素が不足し、筋肉が衰えることも。タンパク質を含む納豆を食べることで、ダイエットのサポートをしてくれますよ。

ただ、「食べるだけで痩せる」というわけではないことは注意しましょう。酢納豆の役割はあくまでサポート。食事制限や筋トレなど、自身の努力とあわせることが大切ですね。

酢納豆を食べるタイミングとは?

朝or夜の食事で1パックを目安に食べる

酢納豆は朝・夜のどちらかに食べることをオススメします。ダイエット中の方は朝に食べることでタンパク質を摂取でき、1日の代謝がアップします。一方で、美肌や血液をサラサラにする効果を期待する場合は夜がオススメです。

「この時間に食べなきゃダメ!」ということはありませんが、より効果を得たい人はタイミングを意識してみましょう。ただ、食べ過ぎると栄養素のとりすぎになるため、1日1~2パックを目安にして下さい。

栄養素が失われる!?熱に注意

酢納豆に含まれる栄養素には、熱に弱い成分もあります。たとえば、血液をサラサラにする効果がある「ナットウキナーゼ」は熱に弱く、50℃を超えると活性を失います。「ナットウキナーゼ」の効果を発揮させたい場合は、熱々のご飯にかけるのは控えましょう。

ただ、すべての栄養素が熱に弱いわけではありません。たとえば、納豆に含まれる納豆菌は「耐熱性菌」と呼ばれるほど熱に強く、お酢に含まれるクエン酸や酢酸も熱に強い性質を持ちます。得たい栄養素によって食べ方を変えられるといいですね。

酢納豆と相性のいい食べ物

キムチにはコレステロール値を抑える効果が

酢納豆と相性のいい食べ物が「キムチ」です。発酵食品であるキムチには、豊富な乳酸菌が含まれています。また、唐辛子には脂肪燃焼作用のあるカプサイシンが含まれているほか、ニンニクには疲労回復効果もあります。

そんなキムチと酢納豆をあわせることで、発酵食品のトリプルコンボになり様々な美容・健康効果が得られるのです。混ぜて食べるだけでも効果的ですが、さらに食物繊維が豊富なアボカドを加えてみましょう。便秘予防や肥満にも効果がありますよ。

オリーブオイルで生活習慣病を予防

酢納豆にオリーブオイルをかけるアレンジ方法もあります。オリーブオイルには悪玉コレステロールを減らすと言われる「オレイン酸」が含まれており、生活習慣病の予防に繋がります。

また、ビタミンEも多く含まれているため、美容・健康の両方に効果的なオイルなのです。酢納豆と一緒に食べる場合は、お酢をいれるタイミングでスプーン1杯ほどのオリーブオイルを入れましょう。納豆のニオイが抑えられて食べやすくなり、舌触りもなめらかになりますよ。

生卵には疲労回復・筋肉強化が期待できる

酢納豆は生卵との相性も抜群です。卵は「完全栄養食」と呼ばれるほどに栄養が豊富で、タンパク質・ビタミン・鉄などが含まれます。とくに生卵は熱に弱いビタミンB1や葉酸などが失われないため、効率よく疲労回復や筋肉強化などの効果が得られるのです。

ただ、納豆に含まれる栄養素「ビオチン」は、生の卵白と合わせることで効果が少し薄れてしまいます。ほんの少しの栄養素も無駄にしたくない場合は、卵黄のみを使用しましょう。酢納豆と卵黄を混ぜ、ご飯・食パンにのせるだけでしっかりとした朝食になりますよ。

ネギを追加すれば風邪予防に

酢納豆はネギと混ぜても美味しくいただけます。ネギには血行促進・疲労回復効果があるほか、免疫力を高める効果や強い殺菌作用があるため、風邪予防も期待できます。また、ネギの緑色の部分に含まれる「β-カロテン」は、動脈硬化や生活習慣病を予防する働きもあるなど、ネギは体にいい成分がたっぷり。

酢納豆と一緒に食べる際は、混ぜあわせる直前にネギを切りましょう。血液をサラサラにして動脈硬化を予防してくれる「酸化アリル」という成分は、時間とともに失われます。食べる直前にカットし、水にさらすのも控えた方がいいですね。ネギを加えた酢納豆はご飯のおともにピッタリなほか、冷や奴のうえにかければ立派なおかずにもなりますよ。

しらすは骨粗しょう症予防に効果的

しらすも酢納豆との相性がいい食べ物です。しらすには豊富なカルシウムが含まれており、骨粗しょう症の予防や、歯・骨の形成を促進する効果があります。お酢の効果によりカルシウムの吸収率が上がるため、しらす単体で食べるよりもさらに効果を得られます。

また、しらすに含まれる「エラスチン」や「メチオニン」は、年齢とともに失われる成分です。それらを含むしらすを摂取することで、たるみやシワの予防効果が期待できます。おすすめの食べ方は酢納豆のしらすオムレツ。混ぜ合わせたしらすと酢納豆を卵で包めば、手軽に栄養素を摂取できますよ。

酢納豆を使ったアレンジ料理の作り方

薬味たっぷり酢納豆

「食卓に添える1品が欲しい」というときには、薬味たっぷりの酢納豆がオススメです。ネギ・みょうが・大葉・しょうが・わさびなど、お好みの薬味を使えばアレンジの効いた酢納豆が完成します。薬味によって食欲増進や消化促進などの効果があるため、栄養素によって使う材料を選んでみるのもいいですね。

【材料】
・納豆…1パック
・酢…小さじ1/2
・大葉…2枚
・万能ネギ…1本
・しょうが…少々
・醤油…お好みで

作り方は簡単で、酢と納豆を混ぜた上から薬味をかけるだけ。時間がないときや、あと1品が足りないという時にオススメのお手軽料理です。

メイン料理には酢納豆うどん

酢納豆を使ったメイン料理が「酢納豆うどん」です。冷やしうどんと酢納豆を合わせることで、暑い夏でもサッパリといただけます。トッピングに生卵・オクラ・キムチなどを加えれば、さらに栄養価のある食事になりますよ。

【材料】
・納豆…1パック
・酢…小さじ1/2
・うどん…1玉
・万能ネギ…2本
・かつおぶし…2つまみ
・めんつゆ…お好みの量

【作り方】
1. うどんを茹でて冷水でしめる。しっかりと水気をきって置いておきましょう。
2. 酢と納豆を混ぜて、お皿に盛り付けたうどんにかける。
3. ネギ・かつおぶしをトッピングし、めんつゆを回しかけたら完成です!

うどんがない場合は素麺でも作れます。わさびや梅干し、とろろをトッピングしても美味しくいただけますよ。

サーモンアボカドと酢納豆のユッケ風

おつまみにも最適なのが「サーモンアボカドと酢納豆のユッケ風」です。サーモンに含まれるEPAという脂肪酸により、血液をサラサラにしてくれる効果が得られます。また、アボカドには肌荒れの予防や美白効果もありますよ。

【材料】
・納豆…1パック
・酢…小さじ1/2
・刺身用サーモン…1/2切れ
・アボカド…1/2個
・ごま油…大さじ1
・醤油…小さじ2
・わさび…お好みで

【作り方】
1. サーモンとアボカドを1口大にカットし、ボールに入れる。
2. 酢と納豆を混ぜて、先ほどのボールに入れる。
3. ごま油・醤油・わさびも入れて、味が馴染むよう混ぜたら完成です!

「サーモンと酢納豆のユッケ風」は濃いめの味付けで、お酒にもピッタリの一品です。ご飯に乗せて「サーモンアボカド丼」にしても美味しくいただけますよ。

オクラ・山芋を加えたねばねばサラダ

ダイエットの強い味方となるのが、オクラと山芋を加えた「ねばねばサラダ」。オクラのねばりの由来は食物繊維。便秘改善や生活習慣病の予防に効果的です。また、山芋は「山ウナギ」と呼ばれるほど多くの栄養素を含んでいます。3つのネバネバ食材が合わさり、食欲のない夏でもしっかりと栄養を補給できますよ。

【材料】
・納豆…1パック
・酢…小さじ1/2
・山芋…200g
・オクラ…3本
・わかめ…10g
・ポン酢…お好みの量

【作り方】
1. わかめを水で戻し、オクラは茹でておく。
2. 山芋と茹でたオクラを食べやすい大きさにカット。
3. 酢と納豆を混ぜてボールにいれる。
4. ボールにわかめ・山芋・オクラを入れて、ポン酢をかけて混ぜれば完成です!

かつおぶしやノリをトッピングすれば、デパ地下のお惣菜のような贅沢感が得られます。また、梅干しやなめこ、めかぶなどのアレンジ方法もたくさんありますよ。

「酢×納豆」には嬉しい効果がたくさん

健康効果のあるお酢と、栄養素がたっぷりと入った納豆の相性は抜群。食生活から健康になりたい方や、ダイエット中の方にぴったりの食材です。市販の納豆にお酢を混ぜるだけであるため、自宅で手軽に作れます。ただ、1度食べた程度で大きな効果は得られないので、毎日続けることが大切です。

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